ABC194参戦記 2021/3/6
はじめに
2021年3月6日21:00-22:40に開催されたABC194に参戦しました。
結果は82:20 4完 3WA 2333位/ 7892人中 パフォーマンス1003でレーティングは882から+12の894となりhighestを更新しました。
A問題
無脂乳固形分と乳脂肪分が与えられ乳固形分と乳脂肪分の割合により分類されるアイスクリーム類の分類をする問題です。
誤読しやすい問題ですがサンプルをちゃんと試せばOK。
A問題としては難しめの印象でした。
4分25秒。
B問題
2つの仕事を誰にさせると最短でできるかを求める問題。
同じ人がやる場合には2つの仕事にかかる時間の合計時間がかかり(Ai+Bi)、別の人がやる場合には、それぞれの人がかかる時間の長い方(max(Ai,Bj))がかかります。
少し悩みましたがNが1000以下なので全探索でやるのがあっさりです。
同じ人が担当する場合と別の人が担当する場合で計算式を変えて最小時間を更新するようにします。
これもB問題としては難し目に感じました。
7分36秒 通算12分01秒
提出コード
#include <bits/stdc++.h> using namespace std; #define rep(i,n) for(int i=0;i<n;i++) int main(){ int n; cin>>n; int a[n]; int b[n]; rep(i,n){ cin>>a[i]>>b[i]; } int mintemp=200000; rep(i,n) rep(j,n){ if(i != j){ mintemp=min(mintemp,max(a[i],b[j])); } else{ mintemp=min(mintemp,a[i]+b[j]); } } cout<<mintemp<<endl; return 0; }
C問題
長さNの数列Aの各要素同士の差の二乗の和を求める問題です。
Nが最大3×10^5なのでO(N^2)ではTLEしそうです。
サンプルを見ながら式変形を考えました。
(A-B)^2=A^2+B^2-2*AB
なので,前の部分は各要素の二乗で計算できます。
後ろの部分は更に式変形すると ある要素にその要素以外の要素の和を掛けたもの の和を2倍すればよいことに気づきました。
これを前の部分から引きます。
すぐに解法が見えてしめしめとおもっていましたが,実装するとサンプルが合わなくて悩みました。
いろいろ考えても全然合わないので,血迷って1回TLE必至の愚直実装を提出しましたが当然TLEに。
あらためてN=5のサンプルを手計算と比較しながら見直して間違いに気づきました。
前半部分をN=3のサンプルから二乗の和の2倍と計算していたのが間違いでした。N-1倍すれば合います。
かなりもたつきましたがむしろ解ききれてよかったという気持ちの方が大きかったです。
32分14秒 通算44分15秒 1WA
提出コード
#include <bits/stdc++.h> using namespace std; typedef long long ll; #define rep(i,n) for(int i=0;i<n;i++) int main(){ int n; cin>>n; ll a[n]; ll sum=0; rep(i,n){ cin>>a[i]; sum+=a[i]; } ll ans=0; rep(i,n){ ans+=(a[i]*a[i]); } ans*=(n-1); rep(i,n){ ans-=(a[i]*(sum-a[i])); } cout<<ans<<endl; return 0; }
D問題
頂点1にいる高橋君がN個の頂点にランダムに辺を張っていく場合にグラフが連結になるのに必要な操作回数の期待値を求める問題です。
この手の問題は見た目は怖いけどシンプルな問題が多く怖がらずにやろうと思いました。
最初はサンプルから計算式を考えましたがなかなか合わずにWA2連発。
ぐぐってガチャをコンプするのに必要な回数の期待値を発見してクリアーしました。
最初頂点1にいるので1引くのがポイント。
23分05秒 2WA 通算67分20秒 3WA
提出コード
#include <bits/stdc++.h> using namespace std; int main(){ int n; cin>>n; double ans=0; for(int i=1;i<=n;i++){ ans+=(double)(1.0)/i; } ans*=(double)n; cout<<setprecision(18)<<ans-1<<endl; return 0; }
E問題
RANGE MEX MIN QUERY問題。
区間MEX問題。
こないだ齧ったセグ木に乗せて解くことを考えましたが解ききれず。
最小値ではなくMEX MINを返すにはどうしたらよいのかを思いつきませんでした。
最小値で記念提出。
いろいろな解法が考えられそうなのでじっくり考えてみます。
Dまでをもっと短い時間で解き切ることも課題だなと思いました。
感想など
いろいろ足りない部分にも気づきましたが力を出せた回となりhighestを更新できました。
実力相応の問題の精進に取り組んでいる成果を感じています。
この先に進むにはE問題レベルにしっかり向き合える力が必要なことを感じました。
焦ることなく一歩づつ進みたいと思います。